デリケートゾーンのできもの【7つの種類とその治療法や対策】

「痛痒い・・・」「何か違和感がある」と思って、触ってみるとプチっとできものがあったなんて経験はありませんか。

デリケートゾーンは複雑な構造をしているので、「できもの」が出来やすい場所です。だから正しいケア方法や予防法を、知っておいたほうが良いです。

そこで今回は、「デリケートゾーンのできもの」について詳しく紹介します。

1.デリケートゾーンのできものは一体何なの?

もしデリケートゾーンにできものを見つけたら、どうしたら良いのでしょうか。とくに痛い時は気になりますよね。

ニキビなのかと思いきや、また違った種類です。顔のニキビはアクネ菌が原因と言われていますが、デリケートゾーンのできものはアクネ菌と違う菌が原因で起こります。

デリケートゾーンのできものの種類

・粉瘤腫(アテローム)
・毛嚢炎
・化膿性汗腺炎
・性器ヘルペス
・尖圭(せんけい)コンジローマ
・梅毒(ばいどく)
・バルトリン腺炎・バルトリン腺膿瘍・バルトリン腺膿腫

色々な種類があるのがわかりますね。これらの症状を解説していきます。

できものの種類1:粉瘤腫(アテローム)

良性腫瘍の仲間です。皮膚の下に袋ができ、脂肪のかたまりが溜まることで起こります。この袋に雑菌が入り炎症すると、芯ができて潰れやすくなります。

下着や衣類の摩擦によって肌が傷つき、起こりやすくなります。デリケートゾーン以外にもできやすく、プニプニまたはコリコリしています。

なかなか完治しづらく、自然に潰れても根元に袋が残っていると、再発する可能性もあります。

できものの種類2:毛嚢炎(もうほうえん)

毛穴の奥の毛根を包む毛包に、菌が入って起こる病気です。そのため「毛包炎」と呼ばれることもあります。

おもに黄色ブドウ球菌や緑膿菌が原因となります。ムレや汗により不衛生な状態の時、生理中、カミソリ脱毛で皮膚に傷がある時に起こりやすいです。偏った食生活をしている人もできやすくなります。

初期は痛みや痒みもなく、赤くなるだけです。進行していくと膿やしこりができ、痛みや痒みも伴いやすくなります。初期段階で病院へ行くのをおすすめします。

できものの種類3:化膿性汗腺炎

スソワキガの原因でもある「アポクリン腺」の多いところに多く出ます。アポクリン腺は、脇、デリケートゾーン、乳首、耳の中・下などに分布します。フェロモンと言われる特有のにおいを発します。

アポクリン腺の近くで発汗して、毛穴を詰まらせて起こります。摩擦刺激の多い部分にできやすいです。そして悪化すると、黄色ブドウ球菌などによって、膿が溜まります。膿が出れば治りますが、慢性化しやすく手術になる場合もあります。

できものの種類4:性器ヘルペス

唇や顔にできるイメージが強いヘルペスは、デリケートゾーンにも出来ることがあります。上半身は1型口唇ヘルペス、下半身は2型の性器ヘルペスと言います。

それぞれ原因は「ヘルペスウイルス」が原因です。症状は軽減できますが、全ての菌を滅菌することは難しいです。

性器ヘルペスは外陰、腟の入口、お尻などに起こりやすく、潰れると痛みを伴います。発熱を起こしたり、尿が出しにくくなったりします。

できものの種類5:尖圭(せんけい)コンジローマ

性行為によって、皮膚や粘膜部分に傷に「HPV(ヒトパピローマウイルス)」が侵入して起こります。痛みや痒みはほぼなく、デリケートゾーンや肛門まわりに1mm~3mmのイボが出来ます。

すぐに見つけやすいため、発見したら婦人科か皮膚科に行くようにしてください。

できものの種類6:梅毒(ばいどく)

年々増えつつある病気です。「トレポネーマ」という菌により起こります。傷口から菌が入り全身に広がるのが特徴です。性行為による感染が多く、キスで口にできる場合もあります。太ももの付け根の部分にできることもあります。

小豆粒~人差し指の先ほどの大きさで、ブヨブヨしているのが特徴です。しこりが出来て、中心が盛り上がってきます。進行すると顔や手足にあざができたり、赤茶色のぶつぶつができます。

2週間~3週間で治まることが多いですが、脱毛症状やしこりが起こることもあるので要注意です。心臓や神経にも影響する場合があるので、早めに病院へ行くようにしてください。

できものの種類7:バルトリン腺炎・バルトリン腺膿瘍・バルトリン腺膿腫

腟口付近に分布する「バルトリン腺」がつまり、腫れや膿などの症状が起きます。感染して間もない頃は無症状ですが、しだいに痛みや腫れなどを感じるケースもあります。鶏卵ほどまで、膨れ上がる場合もあるので注意が必要です。

40歳以上の出産経験がある人は、バルトリン腺膿瘍が出来やすいと言われています。大きなできものが出来たり、違和感があったりすれば、医師に診てもらうようにしましょう。

2.デリケートゾーンのできものは塗り薬で解消できるの?

デリケートゾーンのできものは、ニキビではないのでニキビ薬では治らないこともあります。抗生物質やステロイド系の塗り薬がよく使われます。皮膚科で処方してもらうか、薬局やドラッグストアで買う方法があります。

塗り薬1:クロマイ-P軟膏AS/第一三共ヘルスケア

化膿性皮膚疾患の塗り薬です。2種類の抗生物質(クラムフェニコール・フラジオマイシン)で、化膿した部分に働きかけます。ステロイド成分(プレドニゾロン)により、肌の炎症抑制も期待できます。1日1回~数回適量を塗ります。

値段:税込1,026円
容量:6g
1gあたりの値段:171円

塗り薬2:ドルマイコーチ軟膏/ゼリア新薬

先程のクロマイ-P軟膏AS同様、化膿性皮膚疾患の塗り薬です。抗生物質(バシトラシン・フラジオマイシン)が化膿した部分にアプローチします。ステロイド成分(ヒドロコルチゾン)による痒みと炎症、それぞれの緩和も期待できます。1日1回~数回、適量を塗り使用します。

値段:918円
容量:6g
1gあたりの値段:153円

以上2つは、皮膚科の処方せん・薬局などの市販品、どちらでも入手しやすい塗り薬です。もし市販薬を塗っても効果が無かった場合は、病院へ行くようにしましょう。
皮膚科で出された薬を塗っても治らなかった場合は、婦人科を紹介してもらうようにしてください。

3.痛いデリケートゾーンのできものは婦人科に行くべき?

できものを見つけたら、なるべく婦人科に行くことをおすすめします。特別な抗生物質でないと治らない病気だと、どんどん酷くなってしまうからです。初めは小さなできものだったのに、段々増えてしまったら嫌ですよね。市販薬で改善できる場合もありますが、悪化したら大変なので早めに婦人科へ行くようにしてください。

それに診断してハッキリ病名がわかると、ホッとすることもあります。ただのニキビや毛嚢炎なのか、性感染症なのか知るだけでも、気持ちの持ちようが変わってきます。

それでは婦人科での治療法を紹介します。

婦人科での治療法1:内服薬

先程も紹介したように、塗り薬の処方は多いです。なかには内服薬を処方してもらえることもあります。

性感染症にかかった時は、病原菌を外に出し再発しにくくする抗ウィルス薬が多いです。

そして病院で出された薬は、必ず用法・用量を守って使いましょう。もし何日続けても良くならなければ、また医師に相談してください。

婦人科での治療法2:手術

外科的手術をすることは少ないです。症状が進行してしまった時に用いる手段だからです。膿を外に出すために手術をする場合もあります。
手術と聞くと抵抗を感じますが、膿を除去してハレがひけば、痛みも軽減されやすくなります。

婦人科での治療法3:レーザー治療

入院せず日帰りで治療してもらえます。抜歯や縫合も無いので、通院回数も少な目です。

いずれの方法にせよ、しっかり医師と相談して治療法を選んでください。リスクや再発率も聞き、自分にあった方法で治療しましょう。

早期治療・早期発見で、酷くなる前に病気を治してください。

4.日頃のケアが大切!デリケートゾーンのできもの予防5つの方法

できものは出来る前の予防が大切です。日常的にできる対策法をまとめます。

予防方法1.下着

デリケートゾーンのムレは、できものを出来やすくしてしまいます。下着の素材を見直してみましょう。

おすすめは、綿やシルクです。通気性が良くムレ防止が望めます。お尻ニキビができやすい人にもおすすめです。ユニクロのエアリズムも、ムレを起こしにくかったです。

予防方法2.ナプキン

生理の時もムレって気になりますよね。ナプキン装着時の湿度は、なんと90%と言われています。

少しでもムレにくくするために、こまめに交換するようにしてください。経血で汚れていなくても、なるべく頻繁に変えた方が、雑菌繁殖もしにくくなるからです。また布ナプキンも、ムレにくくておすすめです。

予防方法3.デリケートゾーン専用の石鹸

デリケートゾーンが弱ると、できものが出来やすくなります。皮膚を弱らせないためには、洗浄方法を見直す必要があります。デリケートゾーンには専用の石鹸がおすすめです。

添加物にも配慮あり、デリケートゾーンの環境と同じ弱酸性などの特徴があります。におい・雑菌抑制が望める成分の入った、専用石鹸も売っているの、自分にあった商品を選んでみてください。インドネシアの知恵が詰まった、ジャムウ石鹸も人気があります。

⇒陰部専用石鹸の詳しい内容は、「デリケートゾーン石鹸【におい黒ずみゼロ】おすすめランキングTOP5」のページにまとめましたのでお読み下さい。

⇒ジャムウ石鹸の詳しい内容は、「ジャウムソープ【効果と口コミ】デリケートゾーンへの使い方」のページにまとめましたのでお読み下さい。

あとゴシゴシ洗いはNGです。肌を弱らせないよう、優しく洗ってくださいね。

予防方法4.デリケートゾーン専用のクリーム

デリケートゾーンを丈夫にするためには、保湿も大切です。デリケートゾーン専用の保湿剤を使う方法もおすすめです。

陰部専用のために作られているので、肌に優しく使えます。ヒアルロン酸などの保湿成分が入っているので、うるおい肌を実感しやすいです。美白成分が入った商品も多く、黒ずみケアも望めて一石二鳥です。

⇒詳しい内容は、「デリケートゾーンの黒ずみ【4つの原因と解消法】自宅ケアの手順」のページにまとめましたのでお読み下さい。

予防方法5.VIO脱毛

ムレが気になる人は、アンダーヘアのお手入れも行うようにしましょう。

大きく分けると、エステ・美容外科・セルフ脱毛の3種類があります。エステでは光脱毛といって低出力の光、美容外科ではレーザーを用いてそれぞれ脱毛します。どちらの方法も高い効果は望めますが、通院回数や費用がかかるデメリットもあります。

VIO脱毛は自宅でも可能です。セルフ脱毛には、カミソリ・毛抜き・ワックスなどがあります。手軽ですが、毎回脱毛する手間や肌への負担がかかりやすいのが特徴です。

セルフ脱毛の場合は、炎症やできものを作ってしまうケースが多いです。保湿不足が原因の1つです。脱毛前後は、陰部専用の保湿剤などを使用するようにしてください。

デリケートゾーンのできものは予防が大事!悪化する前に病院へ行きましょう

デリケートゾーンは、皮膚が薄くダメージを受けやすい部分です。そのため、ちょっとした刺激で、できものを起こしてしまいます。

できもの悩みはよく聞くけど、市販薬はあまり販売されていません。でも放置していると、症状も悪化しやすくなってしまいます。

皮膚科や婦人科に行くのは勇気がいりますが、酷くなる前に行くことが大切です。何より、できものを作らせないことが重要です。今回紹介したように、下着やナプキンなどに気を付けるなど、日頃から出来る対策法を行うようにしてください。