デリケートゾーンのできもの【病院の何科で治療できる?】実は・

お風呂で体を洗っている時に、デリケートゾーンにぷちっと触れるものを発見・・・。「陰部にできものがあるけど、大丈夫かな?」と思っている女性もいると思います。

場所が場所なだけに、相談もしづらく病院に行くのも勇気がいりますよね。しかしなかには、病院での治療が必要な症状もあるため、放置してはいけません。

今回は、病院で治療をした方が良い「デリケートゾーンのできもの」について紹介します。

1.なぜデリケートゾーンにできものは出来やすいの?

デリケートゾーンは、ヒダが重なっているため、構造が複雑です。そのため洗浄やケアも難しい部分なのです。

生理・汗・尿・性行為など、外部刺激も多く、小さい傷で感染してしまうケースもあります。そのため、できもので悩んでいる女性は多くいます。

ほとんどが良性のできものですが、なかには悪性のものもあるので、もし「様子がおかしい」と感じたら、早めの受診をおすすめします。

2.デリケートゾーンのできものの原因は何なの?

デリケートゾーンに出来るできものには、いくつか原因が考えられます。それぞれの特徴を見て行きましょう。

原因1.脂肪腫

デリケートゾーンのできものでも多く起こりやすい症状です。痛みや痒みはありませんが、押すと柔らかいのが特徴です。40代~50代の肥満の女性に多く見られ、誰でも起こりやすいです。自然にできものが消えますが、手術による除去も可能です。

原因2.バルトリン腺嚢胞(のうほう)

バルトリン腺は、腟の入口付近にある分泌腺です。性的興奮時に分泌液が出ます。この腺が詰まるとできものが出来てしまいます。
基本的に痛みはありませんが、性行為の際に傷むこともあります。感染して腫れがひどくなると、強い痛みを伴いやすいです。

原因3.尖圭(せんけい)コンジローマ

性行為によりヒトパピローマウイルスがうつって起こる性感染症です。潜伏期間が3週間~3ヶ月と長いため、感染していることに気づかない人も多いです。知らぬ間にウイルスを広めてしまう可能性もあります。
外陰部や肛門周辺に、トゲトゲのできものができます。痛みや痒みは起こりにくいですが、自然治癒が難しい病気です。1度治っても再発する恐れもあります。

原因4.外陰潰瘍(かいよう)

性器ヘルペスなどにより、外陰部に小豆~大豆程のできもができます。体調が悪いと出来やすく、再発の恐れもあるので要注意です。
急性のできものなら、初期症状はほぼありませんが、悪化すると激しい痛みを伴うこともあります。排泄や歩行に影響が出るほど痛くなる人もいます。

原因5.外陰がん

婦人科系のがんの中では、比較的起こりにくい病気です。はっきりとした原因がわからず、ヒトパピローマウイルスの感染などが原因と言われています。
初期段階から、デリケートゾーンに痛みや痒みが起こりやすいのが特徴です。ただれや、おりものの異常、不正出血なども併発し、腫瘍が大きくなってできものに気が付く人もいます。
早期発見が大切なので、違和感があればすぐに病院へ行きましょう。

3.何科に行けばいいの?病院でデリケートゾーンのできものを治療

デリケートゾーンにできものを発見したら、まず婦人科へ行きましょう。先ほど紹介したように、できものには様々な種類があります。自己判断は難しいので、なるべく早く検査を受けて、詳しい原因を知ることが大切です。

もし市販の塗り薬で、症状が良くならなかった場合は、病院へ行くようにしてください。

デリケートゾーンのできもので病院に行く!婦人科と産婦人科の違いは何なの?

女性のデリケートゾーンに関するお悩みは、婦人科に行けばほぼ間違いありません。しかし「産婦人科でもいいですか」という質問も多いので、婦人科と産婦人科の違いに少し触れます。

婦人科

デリケートゾーンのあらゆる悩みを診てもらえます。できものをはじめ、かゆみ・痛み・炎症なども婦人科で受診可能です。おりものや生理に関するトラブルも含まれます。

その他、女性に起こりやすい病気(細菌性腟炎・膣カンジダ・子宮筋腫など)の場合も、婦人科に行くと良いでしょう。

産婦人科

産婦人科は婦人科と似ているようですが、妊娠や出産がメインです。妊娠検査を始め、妊婦健診や出産に関わる診察を行っています。

ただし生理不順などは産婦人科でも診てもらえることもあります。また妊娠中に陰部にできものが出来た時は、産婦人科で治療した方が良いでしょう。これまでの経過を元に診察してもらえるからです。

地域によっては産婦人科でも、陰部のトラブルを扱っている病院があります。事前に電話で症状を伝え、診察可能か確認するとスムーズです。

4.病院ではどんな治療をするの?デリケートゾーンのできもので受診

初めの方に、できものの種類を5つ紹介しました。それぞれの病院での治療法について見て行きましょう。

治療法1.脂肪腫の場合

脂肪腫は自然治癒するものも多いので、経過観察が基本です。治療の必要も基本的にありません。

治療法2.バルトリン腺嚢胞の場合

汗腺した細菌にあった薬で治します。できものを切って、膿を除去する方法もあります。

治療法3.尖圭コンジローマの場合

電気メスやレーザーで、おできを除去する病院が多いです。塗り薬で治るものもありますが、副作用も懸念されています。薬による治療は、専門医のアドバイスに従い使用してください。

治療法4.外陰潰瘍の場合

性器ヘルペスが原因の時は、抗ウイルス薬が使われます。対症療法の1つとして、鎮痛薬・消炎剤・ステロイドなどを処方される時もあります。

治療法5.外陰がんの場合

外陰がんは、進行状況にあわせて治療が異なります。手術・放射線療法・抗がん剤治療などがあります。手術により人工的に外陰や腟を作ることも出来ます。

5.恥ずかしく感じないように病院へ行ける5つのポイント

風邪やケガの時は、普通に病院へ行けるけど、デリケートゾーンの悩みで通院するのは勇気がいりますよね。患部を診せなければいけないし、恥ずかしいと思う女性も多いのではないでしょうか。

そのため自分で治そうと思う人も多くいます。しかし、セルフケアで陰部のできものは、自己流で解決しにくいのが実際のところです。症状が悪化して病院に行くと、治療期間も長引く場合もあり、あとあと大変です。

私も実はできものが出来ちゃったことがあります。最初は病院へ行くのは恥ずかしかったけど、今はもう慣れました。結局恥ずかしいのは初診の時だけなので、だんだん気にならなくなりますよ。

デリケートゾーンにできものが出来たら、なるべく早く婦人科に行った方が良いです。だから、恥ずかしく感じないように病院へ行けるポイントを紹介します。

ポイント1.女性医師のいる婦人科を探す

男性医師だと、少し抵抗に感じてしまう人も多いと思います。いくら医師とはいえ、男性にデリケートゾーンを見られるのは躊躇しますよね。
女性医師のいる婦人科も多いので、病院のサイトを見てリサーチしておくと良いでしょう。女性同士なら、話しにくい悩みも相談しやすいこともあります。恥ずかしさも軽減できるでしょう。

ポイント2.診察前に電話で確認する

候補の病院が見つかったら、予め電話で相談することをおすすめします。電話で悩みを話しているうちに、恥ずかしさも軽くなるからです。できものの様子や症状などを伝えてみてください。
声に出して話すと、できものの状態も自分で認識しやすくなります。

ポイント3.診察前はデリケートゾーンをキレイにしておく

病院ではデリケートゾーンを見られるため、清潔にしておくと気持ちも楽になります。診察時に「汚い」と思われたらどうしようと感じなくて済みます。ただでさえ婦人科に行くのは緊張するのに、余計な不安をさらに感じるのは嫌ですよね。
エチケットでもあるので、診察前はシャワーを浴びておくと良いでしょう。

ポイント4.病院ではできものの治療に集中する

病院で待っている間は、なるべく「できものが治る」ことに意識を集中してみてください。「この治療を受けたら、どんどん良くなる」と思った方が、リラックス出来るからです。
これは私も経験があるのですが、いざ病院に着いたら緊張感が高まってしまいました。恥ずかしいと思えば思うほど、恥ずかしさが強くなってしまったのです。
それに院内の待合室は、同じようにデリケートゾーンの悩みを抱えている女性もいます。院内では、前向きに良くなることを考えて過ごしましょう。

ポイント5.シャツワンピースなどロング丈の服で行く

受診の際は、服装にもポイントがあります。なるべくロング丈のスカートで行くようにしましょう。パンツスタイルだと、診察台の上で露出が目立ってしまうからです。
長めのワンピースやチュニックなら、裾で露出が少なくなります。視覚的にも恥ずかしさの軽減が図れるというわけです。

6.デリケートゾーンのできものを再発させない方法はあるの?

今回紹介したように、デリケートゾーンのできものには色々な種類があります。なかには日頃から予防していても起きる症状もあります。

しかし、なるべくウイルスや細菌に感染しないことが大切です。そのために陰部は清潔に保つようにしてください。

・こまめに生理ナプキンをかえる
・性交渉の後はシャワーでよく洗う
・トイレのビデを使う
・コンドームを使う
・不特定多数のパートナーを持たない

注意点として、トイレのビデを活用した方が良いですが、洗い過ぎは膣の自浄作用を弱らせるためNGです。陰部のにおいも起こりやすくなります。

⇒膣の自浄作用に関する詳しい内容は「膣の自浄作用とは何?デリケートゾーンのにおいやかゆみの原因」のページにまとめましたのでお読み下さい。

そして性感染症予防のために、最初から最後までコンドームを使うようにしてください。もし性病に感染している場合は、パートナーも感染が考えられます。検査や治療は2人とも受けた方が良いでしょう。

6.デリケートゾーンのできものは早めに病院で診てもらいましょう

デリケートゾーンのできものは、脂肪種のように自然と治るものもありますが、なかなか治りにくい病気の可能性もあります。
早期発見・早期治療が大切なので、症状が無くてもできものを見つけた時は、婦人科の受診をおすすめします。通いやすい病院を選ぶことも重要です。
日頃から予防にも努めて、なるべくできものを出来にくくするようにしてください。

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